2026年度の補助金、いつ申請できる?

「補助金を使いたいけど、いつ申請すればいいのか分からない」「気がついたら締め切りが過ぎていた」——こうした声は、経営者の方からとてもよく聞きます。

補助金はそれぞれ公募のスケジュールが違い、年に1回しかチャンスがないものもあれば、年に数回の締め切りがあるものもあります。事前にスケジュールを把握しておくことで、準備の時間を十分に確保できます。

この記事では、2026年度に中小企業が使える主要な補助金について、申請時期と締め切りを一覧表にまとめました。

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各制度の公募情報が更新され次第、この記事も随時更新していきます。定期的にチェックしていただくことで、申請のタイミングを逃さずに済みます。

2026年度 主要補助金のスケジュール一覧

まずは、主要な5つの補助金制度について、概要とスケジュールをまとめます。

補助金名 公募時期 申請回数 補助上限額
デジタル化・AI導入補助金 2026年3月30日〜 年6〜7回 最大3,250万円
新事業進出補助金 第4回:2026年5月19日〜6月19日 年4回程度 最大9,000万円
ものづくり補助金 通年公募(第23次締切:5月8日) 通年 最大4,000万円
省力化投資補助金 第6回:2026年4月15日〜5月15日 年6回程度 最大1,500万円(カタログ注文型)
小規模事業者持続化補助金 第19回締切:2026年4月30日 年数回 最大250万円

それぞれの制度について、もう少し詳しく見ていきましょう。

各制度の詳細スケジュール

デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

会計ソフトや在庫管理システム、AIを活用した業務効率化ツールなど、ITツールの導入費用を補助する制度です。2026年度は名称が変わり、AI活用の枠が新設されました。

締め切りが複数回あるため、比較的チャンスが多い制度です。ただし、導入するITツールが「登録済みツール」である必要があるため、事前に対象ツールを確認しておきましょう。

新事業進出補助金(旧事業再構築補助金の後継)

新しい事業分野への進出や、業態の大きな転換を行う中小企業を支援する制度です。設備投資だけでなく、建物の改修費用なども対象になるのが特徴です。

新事業進出補助金は口頭審査(面接)があります。
書類審査だけでなく、事業計画の内容について審査員から質問を受ける場があります。書類の準備だけでなく、質疑応答の練習も含めて早めに準備を始めましょう。

ものづくり補助金

製造業を中心に、新しい製品の開発や生産工程の改善に必要な設備投資を支援する制度です。製造業以外でも、サービス業の新しい取り組みなどが対象になることがあります。

ものづくり補助金は通年で公募が行われており、随時申請が可能です。口頭審査も導入されているため、事業計画の完成度が特に重視されます。余裕を持った準備が重要です。

省力化投資補助金

人手不足に対応するための省力化・自動化のための設備投資を支援する制度です。「カタログ注文型」と「一般型」の2種類があり、カタログ注文型はあらかじめ登録された製品の中から選んで導入します。

年に複数回の締切が設定されており、チャンスは多いですが、前回の申請結果が出る前に次の回には申請できないルールがあります。また、予算がなくなり次第終了する可能性があるため、早めの申請をおすすめします。

小規模事業者持続化補助金

従業員20人以下(商業・サービス業は5人以下)の小さな会社や個人事業主が、販路拡大のための取り組みに使える補助金です。ホームページの作成、チラシの制作、展示会への出展などが対象です。

補助上限額は他の制度と比べると小さいですが、申請の手続きが比較的シンプルで、初めて補助金に挑戦する方にもおすすめの制度です。

月別カレンダー(2026年4月〜2027年3月)

各制度の公募・締切時期を月別にまとめました。「いつ頃、何が動くのか」を把握するのにお役立てください。

動きのある制度
4月 デジタル化・AI導入補助金(受付中)/ 省力化投資補助金 第6回(4/15受付開始)/ 小規模持続化補助金 第19回(4/30締切)
5月 デジタル化・AI導入補助金(第1回締切 5/12)/ ものづくり補助金(第23次締切 5/8)/ 新事業進出補助金 第4回(5/19応募開始)/ 省力化投資補助金 第6回(5/15締切)
6月 新事業進出補助金 第4回(6/19応募締切)/ デジタル化・AI導入補助金(受付中)
7月 デジタル化・AI導入補助金(第2回締切の見込み)/ 省力化投資補助金(第7回公募の可能性)
8月 ものづくり補助金(第24次締切の可能性)/ 省力化投資補助金(受付の可能性)
9月 デジタル化・AI導入補助金(第3回締切の見込み)/ 新事業進出補助金(第4回採択発表予定)
10月 新事業進出補助金(第5回公募の可能性)/ 小規模持続化補助金(次回締切の可能性)
11月 デジタル化・AI導入補助金(第4回締切の見込み)/ ものづくり補助金(第25次締切の可能性)
12月 新事業進出補助金(次回公募の可能性)/ 成長加速化補助金(次回公募の可能性)
1月 デジタル化・AI導入補助金(第5回締切の見込み)/ 小規模持続化補助金(締切の可能性)
2月 ものづくり補助金(次回締切の可能性)/ 成長加速化補助金(公募の可能性)
3月 デジタル化・AI導入補助金(次回締切の見込み)/ 年度末のため各制度の予算消化状況に注意

※上記は2026年4月時点の見込みです。各制度の正式な日程は、公募要領の発表をもって確定します。

準備はいつから始めるべき?

「締め切りに間に合えばいい」と思う方もいるかもしれませんが、それでは十分な準備ができません。最低でも締め切りの2〜3か月前から準備を始めることをおすすめします。

準備に必要な期間の目安

準備項目 目安の期間
GビズIDの取得 1〜2週間
自社に合う補助金の選定 1〜2週間
見積書の取得 1〜3週間
事業計画書の作成 2〜4週間
申請書類の最終チェック・提出 数日〜1週間

これらを合計すると、少なくとも2か月程度は必要です。特に事業計画書の作成には時間がかかるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

GビズIDは今すぐ取得しておきましょう

ほぼすべての補助金申請に必要な「GビズID(ジービズアイディー)」は、取得に1〜2週間かかります。まだ持っていない方は、補助金に申請する予定がなくても、今のうちに取得しておくことを強くおすすめします。

いざ「この補助金に申請したい」と思ったときに、GビズIDの取得待ちで締め切りに間に合わなかった——というケースは実際にあります。

取得方法は「GビズIDの取得方法をわかりやすく解説」で詳しく説明しています。

スケジュールを活かした申請戦略

スケジュールを把握したら、次は「どの制度に、いつ申請するか」の戦略を考えましょう。

複数の制度に同時に申請できる?

原則として、同じ内容の事業で複数の補助金を同時に受けることはできません(二重申請の禁止)。ただし、事業の内容が異なれば、別々の補助金に申請することは可能です。

たとえば、「新しい事業のための設備は新事業進出補助金で」「業務効率化のためのITツールはデジタル化・AI導入補助金で」というように使い分けることができます。

不採択だった場合の再チャレンジ

一度不採択になっても、次の公募で再度申請することは可能です。年に複数回の締め切りがある制度なら、不採択の理由を踏まえて計画を改善し、次の回に再チャレンジすることができます。

不採択通知には、改善点のヒントが含まれていることが多いので、しっかり確認しましょう。

成長加速化補助金について

売上100億円を目指す中小企業を支援する大型の制度です。第2回公募(2026年2月24日〜3月26日)はすでに終了しており、次回の公募時期は今後発表される予定です。

補助金額が大きい分、審査も厳しくなります。事業計画の完成度に加えて、経営者のビジョンや実行力も問われます。申請を検討される場合は、早い段階から専門家と相談しながら準備を進めることをおすすめします。

関連コラム

各補助金制度の詳しい内容は、以下の記事で解説しています。

まとめ

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株式会社ミライズは、補助金申請に特化した中小企業診断士事務所です。「自社にはどの補助金が合うのか」「いつ申請するのがベストか」といったご相談にも丁寧にお答えしています。

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