「設備を入れたいけど、どの補助金が使えるの?」
「新しい機械を導入したい」「ITシステムを入れて業務を効率化したい」——こうした設備投資は、会社の成長に欠かせません。
しかし、設備投資には大きなお金がかかります。そこで活用したいのが補助金です。
「設備投資に使える補助金」はいくつかありますが、どれを選ぶかは「何のために設備を入れるか」で変わります。
この記事では、投資の目的別に最適な補助金を選べるよう、分かりやすく整理しました。
・設備投資に使える主な補助金3つの特徴
・目的別の補助金えらび方
・業種×目的のマトリックスで「自社に合う補助金」が分かる
設備投資に使える3つの補助金
設備投資に使える代表的な補助金は、次の3つです。
| 補助金名 | 補助上限額 | 補助率 | ひとことで言うと |
|---|---|---|---|
| ものづくり補助金 | 最大4,000万円 | 1/2〜2/3 | 技術力を高めて他社と差をつけたい |
| 省力化投資補助金 | 最大1,500万円 | 1/2 | 人手不足を機械やITで解決したい |
| 新事業進出補助金 | 最大9,000万円 | 1/2 | 新しい分野に挑戦するために設備が必要 |
目的別:あなたに合った補助金はこれ
目的①:人手不足を解決したい → 省力化投資補助金
「人が足りない」「採用しても定着しない」「作業を自動化したい」——こうしたお悩みには、省力化投資補助金が最適です。
特徴:
- あらかじめ登録された製品(カタログ)から選んで導入する
- 審査のハードルが比較的低い
- 初めて補助金に挑戦する方にもおすすめ
対象となる設備の例:
- 自動検品システム
- 配膳ロボット
- 自動精算機・セルフレジ
- 在庫管理システム
- 受発注の自動化ツール
目的②:新しい事業分野に進出したい → 新事業進出補助金
「これまでとは違う分野に挑戦したい」「新しい製品やサービスを開発したい」——こうした場合は、新事業進出補助金が有力候補です。
特徴:
- 補助上限額が最大9,000万円と非常に大きい
- 新製品の開発、新サービスの立ち上げ、新市場への参入を支援
- 「なぜ今、新しい事業に取り組むのか」のストーリーが重要
対象となる設備の例:
- 新製品を製造するための専用設備
- 新サービスに必要なシステム開発
- 新業態の店舗に必要な内装・設備
目的③:技術力を高めて競争力を上げたい → ものづくり補助金
「他社にない製品を作りたい」「精度の高い加工機を導入したい」「最先端の技術に投資したい」——こうした場合は、ものづくり補助金が最も適しています。
特徴:
- 革新的な製品・サービスの開発に必要な設備投資を支援
- 製造業だけでなく、サービス業も対象
- 技術的な新しさ(革新性)が審査のポイント
対象となる設備の例:
- 高精度な加工機・工作機械
- 3Dプリンター
- 検査・計測装置
- 新製品の開発試作に必要な設備
業種×目的で選ぶマトリックス
「結局、自社にはどれが合う?」を一目で判断できるマトリックスです。
| 業種 | 人手不足を解決したい | 新分野に挑戦したい | 技術力・品質を高めたい |
|---|---|---|---|
| 製造業 | 省力化投資補助金 | 新事業進出補助金 | ものづくり補助金 |
| 飲食・サービス業 | 省力化投資補助金 | 新事業進出補助金 | ものづくり補助金 |
| 小売業 | 省力化投資補助金 | 新事業進出補助金 | ものづくり補助金 |
| 建設業 | 省力化投資補助金 | 新事業進出補助金 | ものづくり補助金 |
| IT・情報通信業 | 省力化投資補助金 | 新事業進出補助金 | ものづくり補助金 |
設備投資で補助金を使うときの注意点
注意①:設備の発注は「交付決定後」に
補助金の採択(合格)が決まり、正式な許可(交付決定)が届いてから設備を発注してください。交付決定前に発注した設備は、補助の対象になりません。
注意②:見積もりは複数社から取る
設備の購入にあたっては、原則として2社以上からの見積もり(相見積もり)が求められます。1社だけの見積もりでは認められないことがあります。
注意③:省力化投資補助金は「カタログ対象製品」のみ
省力化投資補助金は、事務局に事前登録された製品からしか選べません。「この機械が使いたい」と思っても、カタログに載っていなければ対象外です。導入したい設備が対象かどうか、事前に確認しましょう。
たとえば「工場の自動化(省力化投資補助金)」と「新製品開発(ものづくり補助金)」を別々に申請することは可能です。ただし、同じ設備に2つの補助金を使うことはできません。最適な組み合わせは専門家にご相談ください。
関連コラム
各補助金の詳しい制度内容は、以下の記事で解説しています。
- ものづくり補助金とは? 2026年最新版の概要・申請枠・スケジュール
- 省力化投資補助金とは? カタログ型と一般型の違いをわかりやすく解説
- 省力化投資補助金の活用事例集
- 新事業進出補助金とは? 対象要件・補助額・申請の流れを徹底解説
まとめ
- 設備投資に使える補助金は主に3つ(ものづくり・省力化・新事業進出)
- 「何のために設備を入れるか」で選ぶのが正解
- 人手不足の解決 → 省力化投資補助金
- 新しい事業への挑戦 → 新事業進出補助金
- 技術力・品質の向上 → ものづくり補助金
- 発注は必ず交付決定後に。見積もりは2社以上から
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